道の駅「みなっと」から望む。頂上付近まで農道が通る。
この山は、八幡浜市と旧保内町(平成17年3月28日八幡浜市と合併)との境界で両方から登ることができるが、今回八幡浜側の農道を車で上がった。
頂上付近にはテレビ電波塔や野村ダムの水をみかん園地に送るために貯水する南予用水事業のファームポンドがあるため頂上直下まで車で上がることができる。
農道から振り返る。 頂上近く。
南予用水事業ファームポンド
車を置いて道を上がるとすぐに石鎚神社に着く。神社や鳥居が見える。
石鎚神社。
鳥居の下に急な道がある。 くさりもある。
神社の3方を石積みで囲まれ強風から守られている。
グランフジ北浜店工事中。 道の駅「みなっと」
諏訪崎、大島方向。 八幡浜市街地。
昔、みかんを作る前の段々畑では、サツマイモ、麦、アワ、キビやなどのほか桑の木を植えて養蚕を行っていたようである。明治27年(1894年)に大家百治郎がみかんを導入。当初は不安視する者が多かったが、歳月が経過するにつれて有利な柑橘栽培にわれもわれもと切り換え始めた。
戦時中は、ミカンよりもイモや麦を植えて食糧増産に努めるよう奨励されたが、戦後になると、ミカンが換金作物として有望になりそれから昭和30年代にミカン園が広がっていった。
日の丸みかんがおいしいのは、三つの『太陽』のおかげという。一つ目は太陽光、二つ目は石垣の乱反射、三つ目は海からの反射、この三つの太陽がおいしいみかんになるという。また、それも大事であるが、それよりも農家が手間をかけて大切に育てていることが日本一のみかんといわれる原動力だと思う。
現在、みかんはピンポン玉大くらいの大きさで、秋に最適な大きさの実になるよう農家は摘果作業に追われています。また、最近の日照り続きでスプリンクラーのない園地は水やりに大変苦労しています。農家の皆さんは秋においしい日の丸みかんが出来るよう毎日畑の手入れに頑張っています。秋を楽しみにお待ちください。
by 「ひとりしずか」 でした。