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2013
01.27

十夜ヶ橋永徳寺(四国別格二十霊場第八番)

Category: その他

大洲市東大洲の国道56号沿いに面して「十夜ヶ橋永徳寺」がある。このお寺は四国八十八ヶ所ではないが四国別格二十霊場の第八番になっている。

この十夜ヶ橋の由来は、今から約1,200年前、弘法大師が四国各地行脚で菅生山(大寶寺)に向かう途中大洲地方に立ち寄られた時に日が暮れた。しかし当時の大洲は人家も少なく農繁期であったため、宿をとろうにも泊めてもらえる家がなかった。(※周囲は田園で宿泊場所となる民家が見あたらなかったとの説もあり)。宿を探しているうちに日は暮れ、仕方なく大師は小川にかかる橋の下で野宿をされた。

 その時 「行き悩む浮世の人を渡さずば 一夜も十夜の橋とほゆ」と詠じ、次の地に旅立ったといわれます。

この歌の『行き悩む浮世の人』というのは、日々の生活を過ごすので精一杯で自分のことを考える時間も無く悟りを得ることもできず、まよい悩みの世界にいる我われのことで、『渡さずば』悟りの世界にいけるように人々が充実し明るい気持ちで生きていくにはどのような方法があるのだろうか。という意味で、『一夜も十夜の橋と思ほゆ』とは、この事(衆生済度)を考えていると、一晩が十日ほども長く感じる長い長い夜であったと詠まれたのです。

この言い伝えから、この橋は「十夜ヶ橋」と呼ばれるようになり、大洲の人は、この詩を通じて自分たちのことを考えていて下さったお大師様に感謝し、橋のたもとに大師堂が結ばれたほか橋の下には野宿をする空海の像が置かれている。また、橋の下は「修行」として国内で唯一野宿が認められている場所であり、十夜ヶ橋納経所ではござを貸し出している。なお、四国遍路などでは、空海が安眠できるよう巡礼者はこの橋に限らず橋の上では杖をつかないという習慣がある。現在、この橋は肱川の支流に架かる国道56号の橋となっており、さらに橋の上には松山自動車道の高架橋がかかっている。

 国道56号松山方向から大洲市内へ
十夜ヶ橋01 十夜ヶ橋02
 国道沿いにある十夜ヶ橋永徳寺
十夜ヶ橋03 十夜ヶ橋04
十夜ヶ橋05 十夜ヶ橋06
十夜ヶ橋07 十夜ヶ橋08
 川に接している。高速道路と国道56号の下に見える。
十夜ヶ橋09 十夜ヶ橋10
 橋台にある句。         降り道。
十夜ヶ橋11 十夜ヶ橋12
 横になった像が置いてある。
十夜ヶ橋13 十夜ヶ橋14
十夜ヶ橋15 十夜ヶ橋16
 川の鯉。            向かいある食堂
十夜ヶ橋17 十夜ヶ橋18 
 

四国は弘法大師の御生誕の地でもあり又御修行の地でもあって御大師さまにまつわる信仰や伝説にもとづいて開かれた寺々は、八十八カ所霊場以外にもたくさんあります。

別格霊場はその中でも御大師さまとご縁の深い寺院二十ヶ寺が結集した霊場で、別格霊場はすでに八十八ヶ所の巡拝を終えた方が改めてこの二十ヶ寺を巡り、あわせて百八ヶ寺として人間の百八煩悩を滅するのもよし、四国巡拝の道中に立ち寄られてみるのもよし、衆生を救わんとされる御大師さまの御誓願が伝わる親しみのある霊場であり、何といっても昔ながらのお遍路さんに対するお接待の心が残されている霊場です。近隣では、八幡浜市と大洲市の境に位置する金山出石寺が第7番になっている。

この十夜ヶ橋永徳寺は、1.5kmほど離れた徳森地区の山の上にある本坊の「正法山永徳寺(しょうぼうざんえいとくじ)」の境外仏堂で、かつて納経は本坊で行っていたようだが、現在では橋のたもとに十夜ヶ橋永徳寺が建立されそこで行っている。

 本坊の正法山永徳寺に行く道。山と山の間に赤い橋が見える。永徳寺は右側の山。
十夜ヶ橋21 十夜ヶ橋22
十夜ヶ橋23 十夜ヶ橋24
  永徳寺
十夜ヶ橋25 十夜ヶ橋26
 かわいいお地蔵さん。
十夜ヶ橋27 
高速道路から見えていた赤い橋。軽四は通れる。橋から見た大洲市内。
十夜ヶ橋28 十夜ヶ橋29

本坊は室町時代初期の永徳年間(1381年~1384年)に創建されたと伝えられており、これが寺院名の由来となっている。しかし、火災のため記録が焼亡し伝承のみが残り詳細は不明である。その後、江戸時代中期の享保12年(1727年)に秀意によって再建された。本堂は江戸時代後期の弘化3年(1846年)に建造されたが、老朽化のために平成16年(2004年)に建て直された。十夜ヶ橋の境外仏堂では 4月・8月21日には「十夜ヶ橋霊場縁起」による弘法大師御影供・夏季縁日が盛大に行われ、また、土用の丑の日に行う「きゅうり封じ」の祈祷は有名で多くの参拝者で賑わいます。
  
  何故か十夜ヶ橋永徳寺にある堀澤周安氏作詞の文部省唱歌「田舎の四季」ゆかりの地の看板。
十夜ヶ橋19 十夜ヶ橋20

  大洲にお越しのときは一度お立ち寄りください。

by 「ひとりしずか」でした。


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